夏が来た。

広島電鉄 652号 653号

 梅雨も明け、夏らしくなってきました。メーカーさんや一流企業のように、長期連続休暇がないので、学生のころのような開放感はないものの、それでも夏はやってきます。7月には結局どこにも行けず、調達した18きっぷが未使用なので、これから挽回したいと、とりあえず気持ちだけはそう思っています。
 書いておこうと思って、東京では新聞に出たらしいのですが、Web上に適当な引用できる情報がなく、書きそびれてしまったことがあります。当ブログでも取り上げさせていただいた、昨年出たチンチン電車と女学生という本を原作にして、小劇団が都電を貸切って、「桃の実」というタイトルで芝居を上演したそうです。上演は7月30日で終っています。この芝居をご覧になった方のレポートを見つけましたので、紹介させていただきます。
 http://d.hatena.ne.jp/sakazaki_fun/20060723
60年前路面電車の運転士をした女学生の物語を、21世紀を走る都電を舞台にして上演し、観客は電車の乗客として芝居に参加するという、意欲的な表現に惹かれました。
 その女学生が運転した、と言っても、当時は最新の車両だったので女学生が運転する機会は、あまりなかったようですが、広島電鉄の650形に対して、広電が募集していたメッセージが車内に掲示され、走り始めました。車内での掲示は8月15日まで。
 「励まし」乗せ被爆電車走る 中国新聞
今日の画像は被爆電車2両で、向かって右側が先ごろ引退した653号、左側がこれからも現役を続ける652号です。653号は引退したものの、貸切等で走るようなことも新聞記事に書いてあったので、この夏、元気な姿を見せてくれるかもしれません。そういえば、今年も原水禁被爆電車関係の行事があるようですが、担当が代わられたようで、昨年のようなネットを使った積極的なPRがなくて残念です。
 減少傾向に歯止めを 県外先生体験修学旅行 テレビ新広島
被爆電車は修学旅行先としての広島の宣伝にも一役買っているようです。彼らにはまだまだ走ってほしいと思いつつ、2006年夏を迎えます。