都電 路面電車の日記念イベント ２００６

　今日は路面電車の日、今年は土曜日なので、各地でイベントが行われています。日帰りで荒川車庫で行われた都電のイベントに来ました。都電のイベントには参加したことがなかったし、手入れされた７５０４号のお披露目もぜひ見たかったので、日程的には窮屈ですが、やってきました。曇っているものの、雨は落ちてこないギリギリの天候です。
　朝起きるのが遅かったので、荒川車庫に着いたのは午後1時を過ぎていました。車庫の前には、美しく塗装された７５０４号と現役の黄色い都電７０２２号が並んでいて、マニアのみなさんが取り囲んでいました。同じ黄色い都電といっても、微妙に、というかまったく違う色に見えます。私は都電の黄色いころは写真でしか知らないので、どちらがもともとの色に近いのかはよく分かりません。系統板を入れ替えたり、方向幕を替えたりというファンサービスもあって、７００３号との3両並びも披露されました。

　荒川車庫はスペース的には限られているのですが、目いっぱい利用され催しが行われていて、多くの人で賑わっていました。客層は、比重的には家族連れよりマニアが多いように思います。奥の５５０１号の置いてある辺りも公開されていました。「クイズ電車」という小学生限定の貸切電車をやっていたのですが、その乗降場所は５５０１号の近くで、乗り込んだ後、トラバーサで移動して、車庫の建屋を抜けて出庫し、同じように入庫する電車に乗車できるという、よそでは経験できないような企画もありました。
　せっかく来たので、最後まで会場にいました、７５０４号は自走して車庫の奥へ引き上げていき、トラバーサに乗って、定位置に戻りました。廃車になっているため、本線走行はかなわないでしょうが、いつか復活などということも、密かに期待してしまいました。７５０４号を整備された荒川車庫の有志のみなさん、そしてこのようなイベントを実施していただいた職員のみなさんに、感謝いたします。