モノクロームの広島 2006 3月(2)

広島電鉄 5007号

 広島の続きです。グリーンムーバーの止まっている斜め後ろくらいが旧宇品電停でした。後ろに見えている建物が、以前の広島港旅客ターミナルです。新しいターミナルは、画像の右側になります。この画像に写っている部分は、電停移設に伴い新設されたもので、ムーバーの一部が芝生軌道にかかっているのが見えます。画像のグリーンムーバー5007号は、市内線用として使われているものですが、この日はもう1編成(5012号)も1号線の運用に就いていました。グリーンムーバーmaxが1編成宮島線に入っていた関係かもしれません。
 今日は富山のニュースを2つ紹介しておきます。
 利用者50%増必要 富山ライトレール 北日本新聞
富山ライトレールの需要目標とされている乗車人員が、目標の3420人/日に対し、富山港線の実績調査結果で平日は2266人(休日1045人)、代替バス平均利用者数は、平日が1776人(休日744人)とのこと。無理のない目標に設定したはずだったけど、現実はもっと厳しかったというものです。実際は運行本数の増加するので、利便性の向上による乗客増を期待するのは、あながち不当ではないと思いますが、車で出かけるライフスタイルが急転換するはずもないので、急に大幅に増えることはないでしょう。開通直後の「開通祝乗車」が落ち着いた段階で、どの程度の水準に落ち着くのか、注目しておきたいと思います。いずれにせよ、こういうことは、長い目で見てやることが必要であって、短期的な数字の推移だけで物を言うべきではないと思います。
 大手町ルートが有力 富山市路面電車環状線化 北日本新聞
 富山の路面電車環状化 大手町経由が優位 検討委 需要予測『旅篭』上回る 北陸中日新聞
 路面電車環状線、大手モール経由案 北日本放送
富山市が検討している富山地方鉄道の市内線の環状化計画は、「大手町ルート」が有力と報じられています。約900mの計画ですが、もともと環状線になっていた路線が一部廃止されたという経緯があります。今後、様々な観点から、なお検討が重ねられるようです。