福井鉄道 モ770型デビュー

福鉄 モ774−775号

 福井鉄道の宣伝ブログと化していますが、旬の話題ということで、今日の画像がモ770型です。岐阜時代とは塗装が変わって明るい感じになりました。
 このモ770型は、もともと揖斐線岐阜市内線の直通用として誕生した電車です。この電車が登場するまでは、揖斐線岐阜市内線の直通用に使われていたのは、モ510形やモ520形といった、かなりのオールドタイマーだったので、岐阜の路面電車の近代化に大いに貢献したといえるでしょう。そして、この成功が豊橋へ行ったモ780形の登場につながっていくことになります。福鉄も鉄道部分と軌道部分を持っているし、どことなく揖斐線に似た沿線風景もあって、ちょっと因縁を感じたりもしました。
 今さら言うまでもありませんが、私は街を走る電車が好きなので、発車式と西武生、福井新以外では、ずっと併用軌道をウロウロして写真を撮っていました。ときどき岐阜時代に聞き覚えのある、あの警笛が聞こえていました。
 足羽川の河川敷に植えられた桜には、ちょうちんがぶら下がっていましたが、花はつぼみでした。今ごろはそろそろ咲き始めていて、今度の週末くらいには見ごろになっていることでしょう。