福井鉄道 旧型車の動向

福井鉄道 80形 300形
 昨日の福井鉄道の続きです。昨日の日記は昼過ぎに書いたもので、その時点では「岐阜組」770形4編成と800形2両はすべて運用に就いていました。後は残ると思われる610形で、ガラッとメンバーが交代した状態となって、新体制を印象づけました。しかし、夕方近くになると、800形は西武生で休憩となり、コカコーラ電車の82号編成と、これもおそらく残ると思われる200形が走り始めました。過渡期だからなのか、輸送力の関係でこれからもずっとそうなのか分かりませんが、美濃町線から来た880形は発車式には1編成参加したものの、まだ営業運転には出ていないので、これが走り始めると、また変わるかもしれません。
 交代する旧型車はどうかというと、上の画像は夕方の西武生の旧本社前のものです。向かって左の81号編成は発車式の後、ほどなく武生新に戻ってきて入庫したようです。この300形の後ろには、「ジブラルタ生命号」の300形がいて、彼ら3編成はパンタグラフを下ろし、ゆっくり休んでいるように見えます。あと車庫の前には「日刊県民福井号」がいましたが、こちらはパンタグラフを上げており、待機状態のように見えました。
福井鉄道 120形 770形
 下の画像は福井新です。向かって左が120形、右側の770形がホームに到着したところです。ホームをはさんで反対側には140形が留置されていました。このあたりはもともと予備車でもあったし、これで引退が確実でしょう。
 昨日から走り始めた岐阜出身の電車たちは、労基署の側面広告が1編成にあるだけで、全面広告はありませんでした。夕方出てきた82号に乗るチャンスがありましたが、大きな視車体を揺らしながら、悠々と併用軌道を走る乗車感は、岐阜から来た路面電車の乗車感と明確に違っていて、乗り心地としては、岐阜車の方がいいけれども、味があるというか、個性的という意味では82号の乗車感もおそらく忘れがたいと思います。
 この関係の新聞記事を紹介だけしておきます。
 低床電車デビュー 福井鉄道、安全性乗り心地向上 日刊県民福井
 福鉄低床電車デビュー 住民、鉄道ファン祝福 武生新駅で発車式 日刊県民福井
 また、同じく昨日、南海からわかやま電鉄への再スタートを切った貴志川線の記事も紹介しておきます。
 和歌山電鉄貴志川線:地方鉄道再生へ、出発進行 一期一会で走る電車に/和歌山 毎日新聞
  “新生”貴志川線、事業継承し出発──和歌山電鉄 日本経済新聞
6月に「いちご電車」の披露など、イベントがあるらしいので、そのころにでも訪ねてみたいと思います。どうなってるでしょうね。10年後。