福井鉄道 低床型車両発車式

福井鉄道 低床型車両発車式
 今週もまた、福井に来ています。今日は福井鉄道の低床電車、岐阜から移籍した車両の発車式がありました。サンダーバード1号は定刻の8時48分に武生着、9時から武生新駅で行われる発車式になんとか間に合いました。思えばこういう「出発式」に来るのははじめてです。
 発車式は型どおり、福井鉄道の社長さんのあいさつやら来賓の役所、議員関係の祝辞やらがあって、7、8人がずらっと並んだテープカットが行われた後、「団体」の幕を掲げた770形が来賓のみなさんを乗せて出発しました。それに続いて、通常の営業運転として田原町行きの802号が発車し。さらに、武生新の洗車設備のある側線に待機していた770形が順次営業運転に就いていきました。
福井鉄道 770形 800形
 一方在来の旧型車の状況ですが、西武生の本社前に300形2編成、建屋の前に300形1編成、福井新の駅舎側の側線に120形、反対側に140形がそれぞれ留置されています。80形は朝は営業運転に入っていましたが、770形も800形も全車両出ているので、代わりに入庫したかもしれません。どうやら全面広告が新しい電車にそのまま移されるということはないようです。
 770形に乗って武生から福井市内へ来ました。車内はまったく岐阜時代のままで、岐阜時代の「消毒実施票」まで残っています。770形だと、土曜日の昼にはちょうどいい輸送力ですが、武生から福井市内に向かう800形は、福井市内に入ってくるころには、ちょっと窮屈な感じになっています。先週見たときに抜かれていた770形の方向幕は、どうも新しいのが作成されたようで、「田原町」「福井駅前経由」と二段書きになったものが掲げられています。
 福井鉄道の新たな出発と岐阜の電車の再出発を、今後への期待を込めて、お祝いしたいと思います。