黄色い都電7022号
月曜日に仕事サボって広島へ行っているうちに、今日東京出張に行かされることに勝手に決められていて、しょうがないので、日帰りで東京へ行ってきました。仕事はそれとして、せっかくだからというので、昼休みにメシも食わずに交通博物館へ行って、できれば見てみたいなあと思っていた旧万世橋駅の遺構の見学の最終回分を申し込み、なんとか仕事を片付けて、見学してきました。あそこを見学する意義の大きさは、見学する側が、あの空間の中で、どれだけの想像力が働くかということに依存するんじゃないかと思いました。
閉館の近い交通博物館は、春休みということもあるのか、平日にもかかわらず結構にぎわっていました。ここには、私は小学生のころ、東京に旅行に連れてきてもらったときに一度来ただけで、それ以降、東京に住んでいたときも、中に入ったことはありません。天井から吊ってあるヘリコプターは、何となく記憶にある気もしますが、小学生のときに一度だけ来た場所の記憶は、明確に蘇ることはありませんでした。展示物の中には、京都市電の台車とかポールなど路面電車関係のものもあって、「軌道 道路を走る鉄路」という展示コーナーには、都電の資料と並んで、昨年廃止になった名鉄岐阜の路面電車の写真パネルや続行標章、検査標、571号の車番プレートなども展示されていました。
旧万世橋駅の見学を終えた後、もう夕方になっていましたが、王子へ行って、都電荒川線の王子駅前電停で小一時間張り込み、ようやく黄色い都電7022号が走っている姿を見ることができました。
帰りに京浜東北線の王子駅のホームに上がると、花見用なのか、飛鳥山にはちょうちんの灯りがついていました。