豊橋鉄道 市内電車撮影会2006

豊橋鉄道 モ3100形
 用事もなくなったし、18きっぷもあるので、今日も豊橋へ来ています。今日は11時ごろ豊橋に到着し、通いなれた街に最後の挨拶をしているモ3100形3両を、センターポールのあるところで何枚か写真を撮ってから、赤岩口に来ました。赤岩口車庫では、モ3100形3両引退記念の豊橋鉄道市内電車撮影会が開催されました。今日も多くの人が集まっていて、部品販売は行列ができていました。家族連れもいないことはないけど、圧倒的にマニアが多いのも、去年の夏と同じです。
 予定より少し早く始まった撮影会は、去年の夏とおなじように、ロープの外からの撮影と、自由な撮影の時間帯が10分ごとに区切られて繰りかえされる形で行われました。今日引退する3両のほかに、この画像には写っていませんが、イベント用として残ることになるモ3102号も並べられています。モ3102号はカスタムハウジング時代の塗装ベースで、スポンサーの文字やロゴを消した状態でした。今度、塗装をやり直す時期が来れば、できれば名古屋市電色かクリームと赤の昔の豊橋鉄道の標準色になればいいがなあと思いました。
豊橋鉄道 モ780形
 引退する3両の後ろには、それぞれの全面広告を受け継ぐことになるモ780形が置かれました。これは、いわば撮影会の「B面」なのですが、光線の関係からいうとむしろこちらが順光になっています。ちょっとカラフルになったメガ・ワールドの新顔もお披露目されていました。岐阜の電車との交代はこれで区切りが付くことになります。廃車になるモ3100形も古いなりによく手入れがされていて、岐阜の路面電車の廃止による大量転入がなければ、すくなくともあと10年くらいは走れそうな気がします。名古屋市電として生まれて60年余り、豊橋に来て30数年、黙々と走り続けました。本当にお疲れさまでした。今日もこの関係の記事が出ているので、貼っておきます。
 路面電車:3103〜3105号の「さよなら運転」、きょうまで−−豊橋鉄道/愛知 毎日新聞
 ところで、モ3702号は車庫の搬出入用の架線のない側線に押し込まれていました。見る限り休車状態のようですが、詳しいことはよくわかりません。もう少しだけ豊橋の電車と戯れて、今日は早めに帰ろうと思います。
 最後になりましたが、このような機会を設けていただいた豊橋鉄道の関係者のみなさんに感謝します。