福井鉄道 ホーム切り下げ工事

福井鉄道 福井新駅

 明日行けないので、今日福井まで行ってきました。サンダーバードは早くて快適、山科トンネルあたりから爆睡し、気が付いたら敦賀を過ぎていました。年末来たときとは積雪状況がまったく違います。福井市越前市も、駐車場や公園の一部に根雪が残っているだけですっきりしており、日中の柔らかな日差しは、春が近いことを感じさせるのに十分でした。
 武生新で一日乗車券を買って夕方まで福鉄とその沿線を巡ってきました。今、何といっても注目は春から運行される岐阜出身の低床電車の導入準備のためのホーム切り下げ工事でしょう。今日現在、私の見落としがなければ、鉄道線の駅のほとんどのホームが何らかの形で低くなっていて、乗降にステップが使用されています。ステップを使わずに乗降できるのは、武生新の1番ホームと神明の福井方面のホームだけでした。昨年12月に来たときは、まだ準備工事すらされていなかったことを思うと、ここ2か月ほどで一気に進んでいます。
 見たところ、ホームの切り下げ工事の方法には3パターンあるようです。すなわち、既存ホームの上部を撤去して下部を残し低いホームにする方法、既存ホームをすべて撤去して低いホームを新設する方法、ホームが柱で支えられている場合は、仮支えしておいて柱を短くする方法の3つです。ホームがきれいさっぱりなくなっている駅もいくつかありました。現状の上屋や待合小屋は残されるようで、ホームが撤去されているのに、待合小屋だけがゲタをはかされて宙に浮いているのは、ちょっと異様な光景でした。部分的にしか低くなっていない駅もありましたが、おそらく手順だけのことで、いずれ全面的に切り下げられるようです。
 画像は福井新駅です。もともと、後ろに写っている上屋の支柱の周りに残されたコンクリートの上部がホームの面でした。