超低床電車の導入

函館市電 8004号

 新しい国の補助事業で、広島市の事業が選ばれて、その中に広島電鉄への補助事業も含まれているそうです。
 交通の二酸化炭素削減に国補助 中国新聞
国土交通省の「EST(環境的に持続可能な交通)モデル事業」で、広島市の事業計画は「広島における『ひと』・『環境』にやさしい交通体系づくり」、項目として「低床車両の導入や電停の改良など路面電車の利便性向上による公共交通の利用促進」が上がっています。記事にはこの事業で導入が予定されているグリーンムーバーmaxの画像が添えられています。
 超低床電車への役所の補助金は、グリーンムーバーのころは、「近代化補助」、つまり老朽化した車両の置き換えに対する補助が中心で、その後バリアフリー関連の補助が加わり、今回、環境という視点からの補助ができることになります。世の中の変化を背景として、路面電車の役割への期待が高まっていると言えるでしょう。広島電鉄の場合は、おそらく役所をうまく使っているという面もありますが。
 そのグリーンムーバーmaxの2次車をT.Kazeさんが撮影されているので、あわせて紹介しておきます。
 max5102号 営業運転開始!!: 雑記帳@F-Page広島
ロゴが変わってますね。5101号はmaxを強調したデザインでしたが、今回のは「Greenmover」と「Max」が同じ大きさになっています。私はこれはこれでシンプルでいいと思います。代替廃車も気になります。去年出版された『チンチン電車と女学生』には、被爆電車のうち2両は昨年の夏に廃車予定だったが、1年ほど延びたという趣旨の記述もあったし、引退ということがあっても、おかしくはないですね。
 函館でも、来年度、超低床車導入の予算が組まれているそうです。X-103さんのところで知りました。
 函館鉄道写真館 このブログもようやく1周年な訳で。
1周年おめでとうございます。確かに「交通事業建設改良費(超低床電車購入1両ほか)事業費2億2200万円」というのは微妙な内容ですね。価格からすると連接タイプですが、「1両」という表現と、「ほか」の事業もあることも考慮すると、単車タイプかもしれません。正式発表まで、楽しみにしておきたいと思います。とりあえず今日の画像は函館から。ライトアップされた洋館がいい感じだったのですが、思ったようには撮れませんでした。