そうだ 京都、行こう

京都市電 27号
 今日は暇なのですが、先週はハードだったし、趣味的予算の問題もあって、久しぶりに家で一日ゴロゴロしようかと思っていました。しかし、昨日京津線の写真を見ていて、いいことに気がつきました。
 そうだ 京都、行こう。
 大阪までは通勤定期があるから、費用的には知れてます。遠くへ行くとあれもこれもと欲張ってしまうけど、近くだったら気持ち的に余裕も持てて、あまり疲れないので、好都合です。
 まず、京都駅に降りて、駅ビル群のはずれにある「電気鉄道事業発祥地」の碑を撮影しました。明治28(1895)年に営業用の電車が日本ではじめて走り始めたことを記念した碑で、その80周年記念で建てられたもの。もともと人通りが多いところではありませんが、足を止める人もなく、それでもN電のレリーフがはめ込まれた石碑は、じっと目の前の交差点を見つめていました。
 そのあと、梅小路へ。梅小路公園に入ると、汽笛が聞こえ、公園の横の線路をトロッコ列車の客車のようなものを後ろ向きに押してくるC62が見えます。目の前に止まって、今度は前進。お客さんへのサービスなのか、思いっきり水蒸気を噴き出してゆっくり動きはじめるC62は、あたかもスモークの中から登場する大物俳優の趣きがありました。SLはカッコいい。
 しかし、梅小路に来たのはSL目当てではありません。復元されたN電に乗ってみようと思ったからです。蒸気機関車館の横の200mくらいの線路を、明治時代の姿に復元されたN電が走っています。運行は土、日曜と祝日だけ、一人300円で往復乗れます。わずかな距離ですが、美しく手入れされたN電は、たぶん100年前と同じようなスピードで園内を走っていました。感じ方しだいでは、ちょっとしたタイムトリップも味わえます。詳細は下記のサイトでどうぞ。
 梅小路公園の色々な施設 (財)京都市都市緑化協会
京福電鉄 623号
 梅小路公園を出て、七条大宮から四条大宮までバスで行き、嵐山まで嵐電で往復しました。四条大宮から乗ったのは、「デジデンくん」というNHK地上デジタル放送とデータ放送を流している電車でした。観光シーズンとしては、オフシーズンなのでしょう。電車はすべて単行で、座席はほぼ満席ですが、立っているお客さんは少なく、ゆったりしていました。途中太秦で下車し、嵐電の有名撮影スポットである広隆寺の山門の前で写真を撮りました。
 「足湯が結んだ縁」で嵐電嵐山駅とJR九州湯布院由布院駅は、姉妹提携してるんだそうです。今日はじめて知りました。