朝倉あたり

土佐電気鉄道 206号

 土佐電鉄に乗って、はりまや橋から西へ向かうと、鏡川橋までが複線、その先は単線になります。土電の見どころというといろいろあるかと思いますが、私としては、単線区間でいちばん道幅の狭い鴨部から朝倉あたりの併用軌道を挙げてみたいと思います。ここはこの電車道の北側にバイパスのような新しい道があって通過交通はそちらを走るのですが、この旧道は電車だけでなくバスも走っていて、乗用車の交通量も決して少なくないところです。しかし、狭い道と昔ながらの街並みをいく電車は、どこか懐かしい風情を漂わせていると感じます。建物も電車も人も変わっているけれど、おそらく電車の開通当初とあまり変わらないたたずまいなのではないでしょうか。
 ニュースのほうはいいニュースではありませんけども、紹介しておきます。土佐電鉄で電車どうしが衝突する事故が相次いでいます。
 電車追突で4人けが 高知市の旭駅前通電停 高知新聞
 土電電車同士が衝突 ポイント切り替え誤る 高知新聞