長崎電気軌道90周年(その2)

長崎電気軌道 1702号

 今日が長崎電気軌道90周年記念日です。目新しいことは何も書いてありませんが、新聞記事にもなっています。
 路面電車:きょう90周年−−長崎 /長崎 毎日新聞
長崎は路面電車の似合う街です。長崎の路面電車については、100円運賃、カラー電車など、当ブログでも紹介してきました。このはてなダイアリーには、キーワードがあって日記からのリンクが設定されています。自分の日記だけでいっぱいいっぱいで、キーワードの作成にまで手が回らないのですが、長崎電気軌道というのは私の作成した唯一のキーワードです。長崎電気軌道とはもうひとつちょっとしたご縁があるのですが、それはまたの機会にでも書くことにします。
 先日のLRTシンポジウムで富山市長さんが「コンパクトな街」ということをおっしゃってました。まさに長崎が「コンパクトな街」の典型ではないでしょうか。もちろん地理的に山が迫って海が近いという絶対的な制約が、そういう街に育てたということですが、現在でも、地方都市にありがちな市街地空洞化もなく、路面電車が十分に機能を発揮できる街になっているように思います。
 90年の歴史の中には、原爆、水害のような「乗り越えた」と表現すべき出来事もありました。そして21世紀、LRVタイプの新型車も走り始めました。時代が変わり、人が変わっても、長崎の街は絶えず路面電車とともにあると思います。