豊橋鉄道 井原のカーブ

豊橋鉄道 3107号

 カメラを持って豊橋の街をブラブラしていると、通りすがりのおじさんに声をかけられました。
「新しい電車は撮ったか?」
「ええ、撮りましたよ。」
「新しいのは井原のアレが曲がれんて」
「はぁ…。」
ということで、今日の画像は豊橋の市電の名物の一つ、たいへん有名な井原のカーブです。ここは日本の鉄軌道でもっとも急なカーブで、最小曲線半径が(以下「R=」と書きます。)11mとなっています。一般に鉄道ではR=300mを切ると急カーブとされます。しかし、路面電車だと街路の制約から、1桁違ってR=25〜30mくらいのカーブは結構あるようです。路面電車ではないところでは、箱根登山鉄道にR=30mのカーブがあるそうで、美濃町線にもR=25mのS字カーブがありました。モ800形もR=25mが通過可能なように設計されているはずですが、さすがにR=11mは通れないとのことで、この交差点を直進する系統である赤岩口方面専用で使用されることになっています。豊橋鉄道の在来車はすべて通過可能なので、モ800形の場合は、おそらく低床化した床と台車が干渉するのでしょう。このカーブを曲がって総合運動公園に至る区間は、1982(昭和57)年に新設延伸された、比較的新しい路線です。
 このカーブは眺めているよりも、乗車して通過した方が値打ちがあるので、好事家のみなさんはぜひどうぞ。
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