神戸市電の架線柱

神戸市電 架線柱

 今日はすごく暑いです。早朝から昼過ぎまで屋外にいたら、倒れそうでした。帰りに最近見つけて気になっていたものを見てきました。
 画像は兵庫駅の1番ホームから撮ったもので、向かって右側はただの電柱ですが、左側の球体のうえに尖った円錐が付いている、さび付いたポールは神戸市電の架線柱です。神戸から市電がなくなって30年以上になりますが、こういうものが現存してるんですね。私は知らなかったのですが、たまたま通勤途上のJRの電車の車窓から、ぼんやり外を眺めていて見つけました。こういうのが現存していることは、知られてるんでしょうか。神戸市電が走った街 今昔 山手と浜手を結ぶ電車定点対比 JTBキャンブックスという本には、兵庫駅電停の定点対比の写真があって、「今」の方は街路樹に隠れて見にくいものの、「昔」と「今」の両方にこの架線柱が写っているのですが、何も触れられていません。神戸市電の架線柱は、大正時代の写真を見てもすでにこの仕様で、市電全盛期には沿線のあらゆるところに建っていました。震災も経ているし、今どれくらい残っているのか、探せば意外とあるような気もするけど、全然ないのかもしれません。この種のもので私が知っているのは、梅小路公園のそばのJRの跨線橋に残っている京都市電の門型の架線柱くらいです。
 だからどうだという話でもないけど、今日見に行ってきたので書いてみました。その他のニュース紹介だけしておきます。
 京福電車の中で地上デジタル放送が見られるという記事、記事では「全国初めて」とありますが、すでに紹介したように富山地鉄路面電車でも最近始まっています。
 地上デジタル放送 車内で楽しめます 京福電鉄22日から運行 京都新聞
 宇都宮市LRT導入課題検討委員会が開催されたという記事、それぞれの立場からいろいろな意見が出ているようで、どうやって共通認識をもっていくのかが当面の課題のように思います。
 容認派大勢だが… LRT導入 とらえ方さまざま 東京新聞
 LRT 検討委初会合 宇都宮市長が導入に積極姿勢/栃木 毎日新聞
 最後に鹿児島市電の架線断線事故の原因は、スパークで架線が焼ききれたためとの報道がありました。ちょっと珍しい事故ですね。南日本新聞の記事のURLを書いておきます。
 http://www.373news.com/2000picup/2005/06/picup_20050623_2.htm