浜寺公園の阪堺電車

阪堺電気軌道 モ130号
 阪堺電車路面電車まつりの後、浜寺公園の保存車両を見に行ってきました。阪堺電車浜寺駅前のすぐ前が浜寺公園の正門になっています。そこまでは知っていたので、中に入れば電車のある場所はすぐわかるだろうとよく調べて行かなかったのが失敗のもとで、蒸し暑い中、広大な公園をフラフラとさまよってしまいました。モ130号の保存場所は、公園内の案内地図で言うと、「交通遊園」というところでした。正門からはまっすぐ歩いても1km近くあって、結構遠いです。モ130号はゴーカートや小型SLのコースの中にD51と並んで保存されていました。もうここに保存されて3年くらいになるでしょうか。保存する際に「青い雲電車」塗装に整備されたのですが、屋根がないので、塗装の痛んでいる部分もありました。
阪堺電気軌道 モ130号
 このモ130号は、大阪市電から移籍し、すでに形式消滅したモ121形の最終ナンバーで、「トラム130」という名称でカラオケ専用電車として使われていました。現在も内部はカラオケ電車として使われていたときのままの内装で、テーブルなども付いた状態で保存されています。この画像は「トラム130」が現役当時のもので、1999年の路面電車まつりで撮ったものです。ちなみに奥に見えている赤い電車が現在廃車で保管されているモ174号で、「熱演食堂」(だったかな?)の広告電車でした。阪堺路面電車まつりは今年が第7回ということなので、この時が第1回のようです。
阪堺電気軌道 モ121号
 せっかく昔の画像を捜索したので、ついでにもう1枚、これがトラバーサの上から見た車庫の様子です。この時は、整理券を配っていて、洗車機の実演と工場内見学、そしてトラバーサの試乗がありました。すぐ後ろに見えているのがモ121号で、モ121形の中では最後まで通常の営業運転に使われた車両だったはずです。この時の会場風景の写真を見ると、今よりも来場者はずっと少ないようです。また、工場の中とか見学させてほしいですが、来場者も増えているので、会場の運営も難しくなっているのかもしれません。
 堺市内でも少し歩いてみようかとも思っていたのですが、浜寺公園で歩き疲れたので、そのまま電車に乗って、住吉で乗り換えて天王寺駅経由で帰途につきました。