ビール電車とコミュニティ電車

富山地鉄 デ7014号

 夏になると、各地で「ビール電車」というのが運行されます。今年も早速、豊橋鉄道江ノ電のビール電車の案内が出ていました。
 納涼ビール電車 豊橋鉄道公式サイト
 第14回江ノ電ビール電車 江ノ電オフィシャルサイト
江ノ電は1日だけの企画のようですが、豊鉄は人が集まれば連日、しかも1日2便やるみたいです。毎年続いているということは、それだけニーズがあるんですね。ビールメーカーとタイアップして生ビールのサーバーを設置したり、カラオケを積み込むところもあるなど、いろいろ趣向を凝らしていて、ちょっと目先の変わった飲み会の企画には手ごろなのでしょう。いろんな鉄道会社がビール電車を走らせていますが、最初にはじめたのはどこなのかは知りません。マニアのつもりでも、知らないことが多いですね。おそらく貸切で宴会という感じではじまったのでしょうが、この江ノ電豊鉄は個人でも参加できるようです。
 富山地方鉄道では、今日からコミュニティ電車というのが始まりました。
 コミュニティ電車運行開始 富山地方鉄道公式サイト
 富山地鉄コミュニティ電車の社会実験始まる 北日本放送
富山地鉄の鉄道線の上滝線で増便をして、南富山から月岡までの区間の運賃を一律200円にするというもので、社会実験として2ヶ月間実施されます。路面電車との関係では、市内線に乗り継ぐとセットで300円(市内線運賃100円引き)になるそうです。乗り継ぎをすると、初乗り運賃を2回とられる感じがして割高感があるので、こういう試みはいいですね。ただ、2ヶ月という限られた期間で、劇的な成果を出すのは難しいかもしれません。本当は長期的に取り組んでいければよいのですが。今日は、富山地鉄の決算が減収減益という記事も出ていました。
 富山地鉄の決算、減収減益 北日本放送
 今日の画像は富山地鉄市内線の路面電車です。そういえば富山も豊橋も市営じゃないけど「市電」といいます。たぶん「市内電車」の略でどちらも鉄道線と軌道線を両方持っているからでしょう。