青柳町電停

函館市電 青柳町

 路面電車の本が出るとだいたい買います。マニアですから。路面電車の本も年に2、3冊はコンスタントに出ているように思います。最近、「日本全国 路面電車の旅」という本が出ていたので買ってみました。マニア向けというよりは、旅の雑誌に時々ある「路面電車のある街を訪ねて」という企画に近い一般向けのガイドブックという感じです。各地の路面電車事業者や支援団体、愛好家に取材して書いてあるので、要所をおさえながらよくまとまっていると思います。

日本全国路面電車の旅 (平凡社新書)

日本全国路面電車の旅 (平凡社新書)

 残念なのは、紙幅の関係か、1ページのコラム形式での紹介にとどまっているところが何社かあり、そのなかにあれだけ「おもろい」阪堺電車が含まれてしまっていること。ごく些細なことで気になることもないわけではないのですが、私が書いたテーマと同じものもとりあげられており、そういう面からも興味深く読ませていただきました。
 この本で一つ印象に残ったことがあります。それは、地元の方が函館市電のいちばんの見所が青柳町電停だと言っているということです。普通は函館市電の見所というと十字街とか末広町とかそのあたりが出てきそうな気がするのですが、あえて普通の住宅地の電停である青柳町であるということ。同じ方の記事があったので、併せて紹介しておきます。40年も電車の写真を撮り続けておられるそうです。
 青柳町電停 駅 旅ゅーん 読売新聞
ここは確かに面白いところで、簡単に言えば丘の頂上に電停があって、反対側から見ていると電車はおでこからすっと姿を現します。私も函館へ行ったとき何枚か写真を撮ってみましたが、残念ながらその面白さが伝わるようなものは撮れませんでした。
 今日のその他の話題では、万葉線の電車まつりの詳細が発表されていました。例年どおりの内容ようです。
 万葉線「路電の日」電車まつり開催のお知らせ 万葉線公式サイト
 このブログのタイトルを万葉線の「ネコ電車」の画像にしてみました。画像を細長く切り取るのはやってみると難しいですね。土曜日に夜なべして2時間もかかってしまいました。