熊本・新町・市電通り

熊本市電 101号

 せっかくなので熊本について続けます。id:wakapyonさんが地元なのでお詳しいのですが、行きずりの旅人の目で見たということで。
 熊本の中心、辛島町から上熊本行の電車に乗ると、次が西辛島町、その次が「たぬき」のいる洗馬橋、ここから短い区間専用軌道となって、ふたたび併用軌道に出てゆくところに新町の電停があります。画像は上熊本方面から新町電停に入ってくる101号で、レトロ電車風ですが、VVVFの新しい電車です。歩いているとまず目に留まるのが本屋さんの建物、画像で電車の後ろに写っている建物ですが、夏目漱石小泉八雲も訪れたという長崎次郎書店です。ここも路面電車の撮影スポットなのかな、旅の雑誌なんかで見るような気がします。
 長崎次郎書店 熊本市の文化財 熊本市教育委員会
熊本城を築城した加藤清正の時代からの商家や職人の街だったようで、その名残を偲ばせる「たたずまい」もあったりするのですが、辛島町から電車で5分余りという便利な立地もあって、画像でも分かるように、マンションなども建っています。そのあたりのコントラストがまた面白いというか、現実に生きている街であることを主張しているように思います。観光地ではないけど、ちょっとぶらぶらしてみると何かしら発見のあるところです。
 そういえば、路面電車のある街には城下町が多いですね。街の構造がお城を中心に広がっているところが、路面電車がネットワークを構築するのに適しているのでしょうか。お城は現存していませんが、高岡も城下町なんですが。
 万葉線利用 ネコ電車で訴え 高岡 末広町で路面電車イベント 北陸中日新聞