洗馬橋の「たぬき」

熊本市電 洗馬橋電停

 熊本市電の洗馬橋電停のそばにある「たぬき」の像が、交通事故で台座が損壊し、このたび復旧したというニュースがありました。
 親子タヌキ像 交通事故から2カ月で“退院” 船場山に帰る/熊本 毎日新聞
 「肥後船場親子狸」 ブロンズ像の修理終り、入魂式 熊本市 熊本日日新聞
 洗馬橋電停の電車の接近を知らせるチャイムは「あんたがたどこさ」のメロディが使われています、このあたりは「あんたがたどこさ」で歌われる、「熊本どこさ 船場さ 船場山にはたぬきがおってさ」の場所だそうで、周辺の地名は「船場町」といいます。それにちなんで、電停そばに「たぬき」がいるというわけで、それだけでなく、すぐそばの熊本中央郵便局のポストの上にも、船場橋の欄干の上にも「たぬき」がおります。
 「あんたがたどこさ」 気になる熊本 関連情報サイト
「あんたがたどこさ」の歌詞にエビバージョンがあるのは、はじめて知りました。どうも「あんたがたどこさ」という歌の成り立ちについては定説がないようで、「せんばやま」は埼玉県の川越の「仙波山」で関東発祥の歌だという説もあるようです。
 ところで、「せんば」の表記が、地名と現地の橋は「船場町」、「船場橋」なのに、市電の電停は「洗馬橋」であることについても、少し調べただけではよく分かりませんでした。おそらく13年前に造られた、この「たぬき」に聞いてみても知らないだろうと思われます。
 熊本市電では、5月7日(土)・8日(日)の2日間、車内にカーネーションの飾りつけをした電車を運行するそうです。
 「母の日」カーネーション装飾電車の運行について 熊本市交通局公式サイト
「5月8日(日)午後5時以降には、車内に飾り付けたカーネーションをお持ち帰りいただけます。」とのこと。時計をにらみながら争奪戦が繰り広げられるのでしょうか。