岐阜・路面電車・カウントダウン(その10)

名古屋鉄道 モ574号

 今日も岐阜へ行ってきました。思い残すことはというとキリがなく、前二回である程度乗ったり撮ったりしたので、ほどほどにしておくべきなんですが、朝だけ走っているモ570形にやはり乗っておきたいと思ったので、出かけてきました。
 朝6時から8時台にかけての新岐阜駅前〜忠節の運用に就くので、いつものように在来線で行ったのでは間に合いません。やむなく新大阪6時過ぎの「のぞみ」で名古屋まで行き、在来線で岐阜まで引き返すことにし、7時半過ぎには岐阜に着きました。モ571号とモ574号が走っていて、モ571号に乗車できました。すでに早朝からモ570形目当てのマニアが多数出動しておられました。画像は千手堂交差点のモ574号です。
 午前中は雨が降ったり止んだり、晴れてきたかと思えば小雨が降ったりの不安定な天気で、また黒野まで行って、あまり降りたことのない揖斐線の駅で降りてみたり、美濃町線も新関まで行ってみたりして、昼過ぎからは、少し天気が回復したので、美濃町線の併用軌道区間で写真を撮って、結局12時間くらい岐阜にいて帰ってきました。
 消える赤電 <下> 都市の「顔」つくれず ビジョンなき終着 中日新聞
 雑記帳:路面電車再生で運営会社の設立準備会 岐阜 毎日新聞
岐阜とその周辺都市の公共交通をどう考えるのか、その中に路面電車をどう位置づけるのかってことからはじめないと、地に足のついた議論にならないんじゃないでしょうか。今は岐阜バスが引き受けて、それで機能することになっているわけですから。やるなら行政を巻き込むことは不可欠だし、行政を巻きこむためには、まず公共交通機関を実際に利用する住民の盛り上がりが必要でしょう。私はそう思います。