岐阜・路面電車・カウントダウン(その8)

名古屋鉄道 モ571号

 この画像は、忠節駅西側の踏切から駅の方を見たものです。留置されているのはモ571号で、もう1両奥にモ574号がいました。前回訪れたときには、主要駅に廃止を告知する大きな立看板が出ていて、いよいよだなと思ったものです。今回は「踏切廃止のお知らせ」の看板も立っていました。当たり前ですね。電車が走らなくなるんだから踏切もいりません。
 “後ろ髪”引っ張る思い/岐阜市の路面電車、綱引き 岐阜新聞
前にも書きましたが、この催し、何か違和感があるんです。別にいいんですけど。
 車窓の記憶 消える路面電車(8)尻毛橋 asahi.com
 消える赤電 <上> 3・31名鉄3線廃線 電車の歴史 中日新聞
「お名残り」企画記事も続きます。こういう昔の思い出話を読むと「時代」が変わったんだなと思います。しかし、本来はそれが即、路面電車の廃止に結びつくわけではないはずです。
 路面電車ではないので、今まで取り上げていませんが、同じように廃線の危機にあった南海貴志川線は存続へということで、「上下分離方式」の「下」は行政が面倒を見ることになり、「上」に当たる事業者を公募していました。その結果、岡山電気軌道など7社・個人の応募があり、4月下旬にも引き継ぎ事業者を決めるとのこと。
 新たに6企業・個人応募/貴志川線 asahi.com
貴志川線廃止問題は、NHKのテレビでやってましたね。沿線住民を呼んで、高岡の島さんとかゲストで。そのときは、正直、気の毒だけど廃線だなと思ったんですけど、どうやら存続が見えてきたようです。そういえば万葉線の時も最後半年くらいで急展開して存続が決まったように記憶しています。応募した事業者の中では、運輸事業の実績という意味では、岡電がダントツのように思いますけど、どうなるでしょうか。
 そういえば、岐阜の路面電車の運行を岡電が引き継ぐという話もありました。前提条件みたいなところでかみ合わなくて、本当に残念でした。