岐阜・路面電車・カウントダウン(その4)

名古屋鉄道 モ572号

 モ570形は都電6000形をモデルにした車両で、50年くらい前の路面電車の標準的なスタイルをしています。都電6000形は全国の路面電車に大きな影響を与え、各地で類似形式が導入されましたが、動態保存されていた都電6152号が訳の分からない理由で廃車されてしまい、このタイプの電車は岐阜と土佐電鉄に残るだけになりました。岐阜にはモ510形がいて、その陰に隠れている感じではありますが、モ570形も岐阜の路面電車の全盛期を覚えているであろう貴重な電車だと思います。
 現在、モ570形は朝の新岐阜駅前〜忠節だけで運行されていて、私が青春18きっぷで岐阜にたどりつく時間にはすでに運行を終えているので、このところ回送されているところしか見ていません。ということであまり画像もないのですが、いつもコメントいただくTatsumiさんのページにモ570の画像がたくさんありますので、ご紹介しておきます。「路面電車写真館」の「名古屋鉄道」からどうぞ。
 たつみんの路面電車と切符と旅行貯金のページ
窓の上部ヘッダーのところに細長い広告看板を付けているのが、昔ながらの路面電車の風情を感じさせますね。今日の画像は市ノ坪から忠節へ回送されるモ572号です。
 車窓の記憶 消える路面電車(3)北一色 asahi.com
 車窓の記憶 消える路面電車(4)競輪場前 asahi.com
「揺れる」といえば、岩田坂の下りもすごいです。はじめて乗ったとき、車両はモ600形でしたが、台車がギシギシ音をたてて軋んで、激しい「つり革ダンス」状態になりびっくりしたものです。
 それもこれも、あと2週間になってしまいました。