平面交差

伊予鉄道 56号

 Tatsumiさんに阪堺電車の住吉の話を振っていただいたので、今日は平面交差のことを書きます。住吉には路面電車うしの平面交差があります。信号の件もそうなんですが、上町線の方が専用軌道なので、ちょっと特殊ではありますけど、路面電車の軌道が交差しています。
 こういう路面電車どうしが十字形に交差しているところは、路面電車の全盛期にはたくさんありました。しかし、現存しているのは、この住吉と高知の土佐電鉄はりまや橋だけだと思います。はりまや橋は「日本三大がっかり名所」のひとつだそうですが(あとの2つは知りません)、渡り線のついたダイヤモンドクロスは立派で名実ともに交通の要所という感じがします。
 路面電車と鉄道との平面交差になると、伊予鉄道の大手町が有名ですね。あと古町でも、鉄道線を路面電車が斜めに横切りますが、駅構内なので、道路上の平面交差とはちょっと趣が異なります。
 ダイヤモンドクロス 路面ライダー 伊予鉄道公式サイト
 古町駅構内は「原則的に早いモノ勝ち」というのが面白いですね。
 あと、万葉線の旭が丘電停付近にも日本曹達の工場への専用線との交差があります。確か昨年、日本曹達専用線が休止になってしまったので、施設が現存しているだけですが。私が思いつくのはこれくらいです。画像は伊予鉄道の大手町で高浜線の電車の通過を待つ市内電車です。今までこのブログで伊予鉄の話題が出たことがないので、今日の画像はここにしてみました。
 ところで、福井鉄道えちぜん鉄道への乗り入れの件ですが、
 えちぜん鉄道と福井鉄道 相互乗り入れで乗客2万3000人増 福井テレビ

  • 施設を整備し福井鉄道が新田塚まで乗り入れた場合、乗客は年間2万3000人増
  • 施設を改修せず田原町駅での乗り継ぎ割り引きなどを行なった場合には年間2万人の乗客増
  • 施設整備には5億円から6億円

だそうです。これ、乗り入れの効果は年間3000人増と読めばいいんでしょうか?