モノクロームの広島 2005 正月(5)

広島電鉄 704号

 十日市町まで来ました。ここは2号、3号、6号〜8号と多く系統の電車が通るのでよく来ます。土橋でも同じなんですけど、ここの方が見通しがいいので。あと電車探しで張り込むのは1号、3号、5号が通る皆実町六丁目とか。
 太陽が傾いてビルの陰に隠れつつある時間になりました。この日は結構冷え込んでいたため、手は冷たくかじかんできました。でも、着込んで宇品から歩いてきたので、体はそれほど寒さを感じませんでした。
 画像でちょっとわかりにくいかもしれませんが、ここには信号塔があります。ちょうど向かって右側の乗用車の後ろくらいに見えている、脚のついた丸い建物がそうです。現在は使われていないようですが、多くの系統が輻輳する交差点では、何号の電車が来るかを見て、手動でポイント操作をしていました。大都市の路面電車には結構あったみたいです。広電だと紙屋町にもありましたね。あれいつの間になくなったんだろう。確かシャレオができたころにはなくなってました。いちおう全国の路面電車見てますが、こういう信号塔が現存するのは、あと函館の十字街くらいしか記憶にありません。いや、もしかしたら、鹿児島の高見馬場にもあったかも?
 この先、西広島へ行こうか、横川へ行こうか迷ったんですが、時間もなくなってきたし、かなりくたびれてきたので、横川へ行くことにしました。
 ところで、岐阜の電車が福井に譲渡される件、また続報が入ってました。
福鉄が名鉄の路面電車購入へ 国や県など費用支援 中日新聞
 譲渡される形式は、やはりモ880形5編成とモ770形4編成だそうです。あとモ800形2両も決まってるはずなんですが、「さらに二両ほど購入したい」というのはそれとは別なんですかね?