モノクロームの広島 2005 正月

広島電鉄 712号

 1月9日に青春18きっぷで日帰りで広島へ行ってきたことだけはもう書きました。やっと現像に出したフィルムを引き取ってきたので、今日はそのことから。
 必要以上の数のカメラを持っている人間をカメラマニアと呼ぶとすれば、私はそれに当たるでしょう。それで、夏と冬にマニュアルカメラに単焦点レンズを付けて広島で写真を撮っています。と書いてみましたが毎年ではありません。特に夏はつらいです。仕事が忙しいと、暑さも手伝って体も弱り、休日に出かける気力がなくなるので。
 なぜ単焦点か、マニュアルか、もっと言えばなぜ広島か、と言われても、とくに理由はありません。一枚づつ手で巻き上げて、自分でピントを合わせ、決まった画角で、カシャンとシャッターを切る、そうやって広島の風景と電車を撮ってみたい、ただ何となくそうしてみたいというだけです。フィルムはモノクロが多くて今回もそうなのですが、別に決めているわけではありません。今は生産中止になってしまったコダクローム25だったりしたこともありました。
 当日は岡山で踏切事故があって、到着がちょうど1時間遅れました。ルートは事前に決めず行き当たりばったりで、結局、広島駅から電車に乗って広島港へ、広島港から、皆実町六丁目、紙屋町を経て横川駅まで約3時間のコースで写真を撮りながらブラブラ歩きました。
 この画像は海岸通です。このあたりははじめて来たころからずいぶん景色が変わりました。「広島南道路事業予定地」という看板が立っているところには、ずっと家が立ち並んでいたものです。将来は高速道路も延びてくる計画のようですね。
 ところで、今日は長崎の超低床車の第2編成となる3002号の運行開始のお知らせが出ていました。
 3002号情報 長崎電鉄ナビネット
 入魂式・出発式が1月21日(金)午前10時30分から、営業運行開始が1月22日(土)の予定だそうです。「入魂式」というのがすごいですね。やっぱり電車には魂が入っているんですね。