第二の職場

名古屋鉄道 モ803号

 今年はいよいよ岐阜の路面電車の廃止の年になりました。廃止になると電車は職場を失うわけですが、まだ新しいのもたくさんいて、どこかで走らせてやりたいものです。そして、今日は廃止後の車両の動向についてニュースがありました。
 福鉄に低床電車導入案 名鉄が2両売却の方針 乗降改善や経費削減期待 日刊県民福井
 福井鉄道に部分低床車の800形が2両、形式は不明ですが、豊橋鉄道に8両売却される方針だそうです。残りの31両も全国の鉄道会社と売却交渉中とのこと。
 前にも書きましたが、福井市の交通社会実験のときに岐阜から800形が借り出され、走ったことがあります。そのときは福井が第二の職場になろうとは夢にも思わなかったでしょう。豊橋鉄道も15両くらいしか在籍していませんから、岐阜から8両移ると半分以上の顔ぶれが変わることになります。転入先では古い電車の引退も当然あり得るでしょう。豊橋も今のうちに行っておかないといけませんね。あとはどこでしょうか。軌間が同じなのは札幌、富山地鉄万葉線岡電伊予鉄、土佐電ですが?
 古豪モ510形については、保存しようという市民グループの動きもあるようです。
 「モ510形」を街の遺産に/住民有志“発進”/岐阜市であすグループ設立 岐阜新聞(上から2つ目の記事)
 個人的には製造元の日本車輌製造が引き取って、きちんと保存してもらえないかなぁと思います。近畿車輛のモ171みたいに。