阪堺電車のお正月 2014(その2)

阪堺電気軌道 1001号
 昨年の秋、デビュー早々自動車とぶつかるという路面電車として宿命的な試練を経て、文字どおり凹んでいた堺トラム1001号が、正月輸送で電撃的に復帰したということで、今日も午前中だけ、住吉へ行ってきました。昨日は出会えなかったけど、今日は昼前から動き始めました。
 1枚目の画像は堺方面から住吉鳥居前に到着する直前のもの、行き先表示が「HN10 住吉」になっています。
阪堺電気軌道 1001号
 電停には、「運行開始は別途お知らせします」と書いた堺トラム運休のお知らせがまだ掲示されているので、正式な復帰ではないのかもしれません。
 2枚目は1枚目を撮って振り返ったところ、住吉鳥居前ですが、反対側にモ165号が到着したので、一緒に納まってもらいました。この2両はおじさんと孫というか、ひ孫ぐらい世代が違うかもしれません。
 堺トラム1001号は、今年の春から天王寺駅前への乗り入れが予定されていますが、今日私が見たのは浜寺駅前から住吉折り返しでした。
阪堺電気軌道 1001号
 最後は住吉のクロスを上町線に渡っていくところです。少し先にある渡り線で折り返して浜寺駅前へ向かうべく、行先表示はすでに変わっています。やはり参詣客の注目を集めていて、ロープで仕切られた軌道を悠々と移動していく様子は、ファッションショーのモデルさんのようでした。
 ということで、新春にふさわしい、おめでたい話題でした。
 さて、この1001号のカラーリングの愛称は「茶ちゃ」ですが、今年の3月に登場する予定の第2編成のカラーリングの愛称が「紫おん」になったそうです。
「堺トラム」2編成目のカラーリング呼称が決定しました 堺市
このリリースを見ると、「紫おん」のデビューのころには、堺トラムが天王寺駅前まで乗り入れるようですね。