阪堺電車のお正月 2011

阪堺電気軌道 モ502号
 新年おめでとうございます。今年もできる範囲でぼちぼちとやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 さて恒例により阪堺電車のお正月です。今年もできてよかったです。住吉、阪堺線の東玉出方面、そして上町線帝塚山から天王寺駅前方面を回ってきました。2011年は阪堺線開通100周年ということで、昨年登場した新柄の電車を中心に、今日の様子をご紹介したいと思います。
 1枚目は、住吉鳥居前の都電色502号です。都電にも宮ノ前という電停がありますが、阪堺の都電車も、登場から半年が経過して、すっかりこの景色になじんだように思います。
 この画像の時間帯はそうでもないんですが、昼ごろからこの奥の太鼓橋のあたりの参道に人がぎっしりで動かなくなって、南海電車からのお客さんを北側の参道へ誘導していました。何回も来てるけど、こんなに人があふれたのを見たのははじめてでした。
阪堺電気軌道 モ501号
 こちらが黄色い雲電車の501号です。昨日のような天気だと電車の写真を撮っている場合じゃないなと心配しましたが、幸いかなり寒いものの、風はそれほど強くありません。
 雲電車のリバイバルは、赤、青、黄、黄緑で完成しましたが、この黄色がいちばん珍しく、実際、私はこのリバイバル企画があるまで、黄色い雲電車が過去にあったことを知りませんでした。この画像は、住吉のクロスを上町線方面へ転線するところ、ちょっと陽がさして、逆光になってしまいました。
阪堺電気軌道 モ164号
 さて、今日はモ161形が、私の見た範囲で、6両稼動していました。黄緑色の雲電車も走っていましたが、向かって右側の、試験塗装色車というのでしょうか、モ164号が元旦から集ったマニア諸氏に人気でした。こうやって並ぶと、モ163号の旧標準色とベースの色は似ているように見えますが、黄色い帯にインパクトがあるからか、実際に受ける印象はかなり違います。
 昨年、阪堺電車は厳しい局面をどうやら乗り越えました。阪堺線開通100周年を迎える今年が、よりよい年になることを願います。