広島の神戸市電 2009.8

広島電鉄 582号

 今日は広島の神戸市電について。2両しかいませんので、1両づつ書きます。まず582号の花電車から。このタイプの花電車は、今は選挙の広報だけですが、以前は省エネルギー月間や人権週間とか、アーティストのアルバムのプロモーションや広島電鉄後援のイベントの告知などいろいろありました。広電のサイトでこの広告料金を調べてみると、制作費、復元費が別途で7日間271,950円、広告期間は7日以上14日以内だそうです。1日当たりざっと4万円強というところですが、花電車になっている期間の稼働率が著しく高くて、紙屋町や本通に頻繁に登場すること、看板が大きくてかなり目立つことを考慮すると、それなりにお得なような気がします。今回は「選挙にキンサイ」ということで、黄色いサイのキャラクターが描かれていました。
広島電鉄 1156号
 1156号は広島の姉妹都市であるハノーバーの市電と同じデザインになっています。といっても、ハノーバーで走っているというこのデザインの電車の写真などは見たことがないのですが。前後が絞ってあるスタイリッシュなデザインは、東洋一といわれたという神戸市電の伝統を引き継ぐ美しいものだと思います。
 2両の神戸市電は、どちらもラッシュ時の運用が中心で、予備的な位置づけのようですが、582号は花電車になるとよく走っているし、訪問の際は1156号も終日運用でした。そこで、今回は、この2両にスポットを当てた、広島の神戸市電の動画を作成してみましたので、よろしければご覧ください。