函館市電1006号と会う

函館市電 1006号

 昨日の夜、職場をすぐに出て大阪駅に向かい、寝台特急日本海」の乗客となりました。青森で乗り換えて合計17時間あまり、前に寝台特急に乗ったのはいつだか分からないくらい前だし、「日本海」に乗るのははじめてでしたが、とにかく鉄道の旅の醍醐味を味わいつつ、やって来ましたこの夏のメインイベントになるであろう、3年ぶりの函館です。天気は悪いです。昼間は何とか持ちこたえた感じでしたが、夕方になって本格的に雨が降り始めました。函館本線のどこかで線路内に土砂流入があったらしく、札幌方面行きの特急は運転見合わせになっています。
函館市電 1006号
 3年ぶりなので、前はらっくる号もなかったしと、話題はいろいろあるのですが、ごく最近の話題としては、元都電の1006号が、クリーム色に赤帯という都電時代の姿になりました。今日は運良く1006号が定期運用に就いていて、何箇所かで写真を撮ることができましたので、お目にかけておこうと思います。1枚目は函館駅前のカーブ、2枚目は中央病院前の直線です。天気が悪いので、あまり色はよくないのですが、影も出ないので、比較的どの方向でも自由に撮れます。このクリーム色ベースの都電色の実物は荒川車庫の「おもいで広場」のPCCカーしかみたことがないので、新鮮です。そして上品で美しいというと褒めすぎでしょうか。
函館市電 1006号
 こちらは、例によって相馬株式会社の前です。末広町周辺を歩いてみると、市電の沿線にも由緒のありそうな建物はたくさんあるのですが、やはりこの場所は撮っておきたいところです。今日は1日乗車券を買って、ブラブラと市電に乗って、沿線散策をしました。うまく表現できませんが、函館の街は路面電車のテンポとよく合っているような気がする。この電車は函館に来てもう40年近くになります。ふるさとでの衣装を再びまとって、通いなれた函館の街をいつまでも走ってほしいと思いました。