鹿児島市電 花電車用車両入場中

鹿児島市電 花電車

 鹿児島市電「花電車」 年代物モーター“大手術”中 南日本新聞
 鹿児島市電の花電車用の「花1号」と「花2号」が工場で整備中という記事が出ていました。モーターも分解しているそうです。
 この車両については、鹿児島市交通局のサイトに紹介があります。このページの下の方です。
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1911年製造、1978年と1979年に西日本鉄道から移籍したもので、おそらく2軸単車を改造して、製造年は種車のものを引き継いでいるのだろうと思われますが、公式サイトでは「詳しいことは分かっていません」とのことです。モーターを乗せ替えたりすることもあるでしょうから。製造当初のものがそのまま付いているとも限らないでしょう。少なくとも80年経ったモーターを、鹿児島市交通局に移籍後、つまり少なくとも30年ぶりに分解作業中ということになります。部品交換といっても、メーカーから取り寄せというわけにいきませんから、たいへんだろうと思いますが、技術の承継という意味でも有意義なようです。
 おはら祭りの花電車は、スポンサーの撤退という危機を乗り越え、続いてきました。2年後には「100周年」を迎える車両とともに、ずっと続いてほしいと思います。今日の画像は、何度か紹介していますが、九州新幹線開通のときの花電車です。