年の暮れの福鉄電車 2008

福井鉄道 802号

 18きっぷで年末の福井へ行ってきました。福武線沿線には、ほとんど雪はありませんでした。例年といっても差があるので、こんな年もあるでしょう。最初の画像は、大名町の交差点で、正面が中央大通り方向、突き当たりがJR福井駅です。802号の入っていく方がいわゆる「ヒゲ線」と呼ばれる現在の路線です。前もこのような写真を貼ったような記憶がありますが、今話題なのでもう一度撮ってみました。前の記事のコメントでも書いていただいていますが、中央大通りにはセンターに地下駐車場の入口があって、もともと軌道がくる計画でもあれば、違った配置がありえたのでしょうが、後付けとなると、難しい問題もありそうです。ぐるっと歩いてみましたが、感覚的にはどっちも課題は多そうな気がします。
福井鉄道 モハ203号
 話は変わって、福武線では203号編成がイルミネーション電車ということで、車内に飾りつけをして運行されています。もともと年内の予定だったのですが、これがクリスマス仕様から正月仕様に変更されて、運行期間が延長されました。今日はその203号編成が昼間から運用に就いていて、一足早くお正月風情を振りまいていました。なんというか混沌とした装飾が、芸術的とでもいうのでしょうか。学生さんの飾り付けで、子供さんの塗り絵も飾ってありました。
 今日の各紙に出ていますが、福井鉄道の経営からの名鉄の撤退が完了したそうです。
 名鉄が10億円増資、全株譲渡 福武線存続問題 福井新聞
簡単に言うと、一般的に会社の再建には2つあって、一つは借金の処理、もう一つは利益が出せるように事業を見直すことです。福井鉄道に関しては、前者はいろいろやったけれども、後者は乗客何万人とかスローガン的なものに置き換えられてしまいました。世の中なるようにしかならないと考えられるのであれば、なるようになったと言えるのでしょうが、そういう状況なので、地域や行政が、経営者や従業員に過度の負担を要求することがないように、従業員が地域に貢献しているんだと、誇りを持って働けるような、そういう会社として存続できるような配慮を地域のみなさんにはお願いしたいと思います。