熊本市電均一運賃実施

熊本市電 1207号

 6月の市議会で条例が可決された熊本市電の均一運賃製が、このたび九州運輸局の認可を受け、10月12日から実施される運びとなりました。
 熊本市電:「ぜひ利用を」 12日から150円均一運賃 /熊本 毎日新聞
 熊本市 市電運賃150円均一に 12日から 平均6.29%値下げ 西日本新聞
この経過はすでにこのブログに書いてきたとおりですが、130円均一、150円均一とそれぞれ実際に実験を行って、利用状況の変化、アンケートによるお客さんの意向を把握したうえで、150円均一を導入することになりました。熊本市交通局からの報道発表資料も公表されています。
 市電の運賃が均一運賃制となります 交通局からのお知らせ 熊本市交通局公式サイト
お客さんの現状に歯止めをかけたい、しかし収益の確保は必要ということで、周到に準備を重ねて料金制度の変更に踏み切ったわけですが、結果としては、値下げになったところが多いので、「不公平感」よりも「値ごろ感」が出た設定になっているように思います。「20年度からの3ヵ年平均で、約0.6%の運賃収入の増を見込んでいる」とのことですが、長期的には乗客数の減少に歯止めがかかることも期待してよいでしょう。 
 さて、鹿児島市電の「無料の日」ですが、日取りが公表されています。11月24日と25日の午前10時から午後7時までの予定だそうです。
 市電、天文館下車はタダ 来月24、25日 南日本新聞
こういうのが、ひとつの「起爆剤」になるといいですね。