路面電車でゆく旅

万葉線 御車山祭り

 本屋で見かけて買って、帰りの通勤電車の中でパラパラめくっただけなんですが、こういう本が出ていました。内容は各地の路面電車のある街の沿線ガイドで、都電、富山ライトレール阪堺電車鹿児島市電が特集という扱いになっていて、分量が多く、残りのところは4ページづづにまとめられています。特集はそれぞれ違った切り口での紹介になっていて、それなりに読み応えがあるのですが、その他のところは沿線案内も穴場ではなくよく知られたところが中心で、オーソドックスな内容と構成ではあるものの、やや食い足りなさを残します。巻末に都電荒川線の6000形と7500形のペーパークラフトが付いています。とりあえずご紹介まで。
[rakuten:book:12038875:detail]
 ニュースの方は3つ。
 走る市電は「発電中」 蓄電池へ供給、再利用 南日本新聞
鹿児島市電回生ブレーキによる電気を蓄電池に保存するシステムが稼動しはじめたというもの。回生ブレーキというのは、電車のモーターを発電機として働かせて減速し、電気を起こすシステムで、普通の鉄道では多く採用されています。その電気を蓄えるということが、どの程度新しいことなのかは、知識がなくて分かりません。分かんないけども、鹿児島市電はいろいろ意欲的ですね。
 http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tokyo/news/20070414ddlk13010198000c.html
 都知事選に圧勝した石原知事の記者会見の記事ですが、最後の方にオリンピックのメーンスタジアムを晴海に設けるという話の続きで、「メーンスタジアムへのアクセスとして、「ゆりかもめでは容量が足りない。最寄りターミナルから、路面電車を走らせるのも一つの方法」と新たな構想を明かした」そうです。石原知事はオリンピック招致を公約にしていたと思います。でも、オリンピック自体来ると決まったわけでなし、路面電車でのアクセスもひとつのアイディアとして披露しただけのことだと思いますが、かつて東京オリンピックのときに、都電の撤去が進んでいたのと比べると、隔世の感があるなあと思って取り上げました。
 万葉線公式サイト
 万葉線の公式サイトに5月1日の御車山祭の運行案内が出ています。例年は運賃半額を実施していましたが、今年は高岡駅前、片原町、坂下町で下車すると、帰りの乗車券がもらえるという方式に変わっています。変更になった理由は想像がつきません。ということで、今日の画像は、3年前の御車山祭の日のものです。