広島電鉄 ICカード導入へ

　久しぶりに広電の話題です。広島電鉄が2008年1月を目標にICカードの導入、順次拡大するそうです。
　広電がＩＣカード導入へ　中国新聞
広島電鉄は、自他共に認める路面電車業界のリーディングカンパニーですから、ようやくといった感じもします。電車については、まず白島線でICカードを導入し、2009年3月までに市内線・宮島線に拡大するとのことです。白島線は、かつてワンマン運転も最初に行った路線で、ICカードの試験運用という意味で、最初に導入されるのでしょう。
　ICカードのメリットは、ただ乗降の円滑化だけではなく、企業としても戦略的なビジネスモデルのツールとなり得るし、料金・代金の収受以外にもいろいろな使い方ができるということがあります。たまたま、今日こんな記事も出ていました。
　ＩＣカード、活用広がる・子供の安全、改札や学校で確認　日本経済新聞
広島地区では、さきにJRがICOCAの導入を発表しています。こちらは2007年夏以降の予定なので、広電より先行することになります。
　岡山・広島エリアへICカード乗車券「ICOCA」を導入します　JR西日本公式サイト
JRと共通で使えるようにするとか、JRと広電の定期券を1枚のICカードで発行するとか、いろいろ難しい問題がありそうですが、利用者の利便を高めるような工夫を検討してもらいたいものです。