富山駅 トランジットモール構想など

富山地方鉄道 デ7020号

 JR富山駅の高架化に伴って、駅の南側を走る富山地方鉄道路面電車と駅の北側を走る富山ライトレール路面電車を接続する計画がありますが、その接続のために新設される軌道を幅約37.5〜60mのトランジットモールとして整備する構想が明らかになりました。
 富山駅南北間 トランジットモールへ 歩行空間でにぎわい 北日本新聞
 富山駅周辺整備、南北に車両禁止区間 路面電車通る自由空間 富山新聞
隣接して、バスやタクシーを利用するための「交通広場」も設けるとのこと。トランジットモールというのは簡単に言うと歩行者専用道路のことですが、路面電車が通るトランジットモールは日本では社会実験として一時的に行われたものを除くと、実現すればはじめてのことになります。通常は沿道利用があって、車の進入を止めてしまうのは難しいのですが、この計画は、既設道路上に軌道を設置するわけではないので、こういう思い切った計画も可能になったといえるでしょう。新しい富山の玄関口にふさわしい意欲的な計画だと思います。
 北日本新聞に出ている絵は、北側、つまり富山ライトレール側から見たものですが、今日の画像は現在の富山駅の南側を走る地鉄路面電車です。この画像の向かって右側からの軌道が分岐して、左側へ伸びていくことになります。
 もうひとつ、浦安市長が最重要課題としてLRTの導入を図ることを表明したという記事がありました。
 最重要課題にLRT 国に働きかけの方針 東京新聞
東京メトロ東西線浦安駅から京葉線新浦安駅を結び、さらに舞浜駅までというルートだそうです。なかなか楽しみな話です。