路面電車とICカード(その3)など

土佐電気鉄道 101号

 長崎電気軌道ICカード導入関連の記事を探してみたら、こんなのが見つかりました。
 鉄軌道におけるICカード乗車券の導入・拡充・相互利用化の実施状況及び展開予定 国土交通省
導入済の分と将来の予定があって、平成19年度のところに、長崎電気軌道と並んで土佐電気鉄道が挙がっています。土佐電鉄では、イベントでICカード体験をやったことがありますが、具体的な導入計画まで示されたことはなかったと思います。電車の両数も多く、相当大きな投資となりますが、市内線以外は区間制運賃でもあり、汎用性を高めれば、メリットはありそうです。土佐電鉄関係では、こんな記事も載っていました。
 バス・電車回数券タクシー利用OK 県交通・土電 高知新聞
回数券を電車・バス・タクシーで共用するという、たいへん珍しい試み、「公共交通機関の利用客離れを受けて決めた」とのことですが、こういう共通運用もICカードに置き換わっていくという方向に進んでいくのでしょうか。
 上記の国交省の表には、平成20年度の札幌市交通局の予定も掲げられていますが、こちらは公式サイトでざっくりとした予定が発表されています。
 市営交通における「ICカード」の導入について 札幌市交通局
 話は戻って長崎ですが、前回紹介したものと違う地元紙の記事にも出ています。
 路面電車も長崎スマートカード導入 07年度から順次 長崎新聞
こちらの記事には注目の100円運賃維持との関係の言及があって、「当面、変えるつもりはない。…消費税引き上げがあれば維持は難しいかもしれない。我慢できるところまで我慢したい」とのコメントが付されています。
 長崎の話題では、10月20日から10月22日に開催される「路面電車サミット」の公式サイトが設置されていますので、あわせて紹介しておきます。
 第8回全国路面電車サミット 長崎大会 公式サイト
 最後は久しぶりに、線路も走る自動車DMVの話題、ちょっと意外なところが名乗りを上げています。わたらせ渓谷鉄道
 わたらせ渓谷鉄道:線路と道路自由走行「DMV」、来年度中にも導入へ/群馬 毎日新聞
開発したJR北海道による試験運行も来年からなのに、すごく具体的な導入計画になっていて、注目されます。