万葉線とJR高岡駅舎の高架化

万葉線 デ7053号

 今日の画像は現在の高岡駅前です。手前の青い電車の止まっているところが万葉線高岡駅前電停で、奥がJRの高岡駅の駅舎です。これから、高岡駅周辺整備事業というのが行われようとしています。その概要がまとまって、今年度予算化され、2007年度に着工の見通しという記事がありました。
 JR高岡駅:高架化し横断通路も 市が周辺整備事業で計画/富山 毎日新聞
「駅舎の高架化」で「線路の高架化」ではありません。いわゆる「橋上駅舎」化ということです。記事によると、南北横断の自由通路、商業複合ビルや歩行者用デッキなどを新設し、さらに、駅前広場を拡張・レイアウト変更して、万葉線を商業複合ビルの1階に引き込む計画となっています。JRの駅前にある路面電車の電停を移設して、乗換えを便利にしようという事業は、近年各地で実行されていますが、高岡の場合は、かなり大掛かりな整備事業の中に、路面電車の電停の移設が組み込まれているのが特徴といえるでしょう。現在の万葉線高岡駅前電停とJRの駅の間は、地下道もあるし、横断歩道を渡らなくとも行けるけれども、微妙に距離感があることは否めず、一体となったターミナルとして整備されることによって、交通機関うしの連携の強化が期待されます。事業全体の完成は2015年度の予定だそうです。
 かなり前のニュースになりますが、この計画では、学生さんたちが模型を作って、プランを提案するという試みも行われています。
 新幹線後開業後の駅周辺 高岡のまちづくり立体模型で 富山新聞
自由な発想で描かれる高岡駅周辺の将来の姿が、役所の計画を刺激して、よりよいものが生まれてくれば素晴らしいことかと思います。
 もうひとつ、北陸の保存車両について取材した記事がありましたので、紹介しておきます。福井鉄道から金沢へ戻った北陸鉄道金沢市電の車両を引き取った社長さんの、電車に寄せる思いも伝えられています。
 引退列車、まだまだ活躍 asahi.com