札幌市電への旅 2006(その3)

札幌市電 253号

 札幌市電の写真でよく出てくるところといえば、このあたりでしょうか。電車事業所前付近。後ろには市電の車庫があって、表札には「札幌市交通局電車車両センター」と書いてあります。そして、その後ろの山が藻岩山(もいわやま)で、ロープウェイが写っています。藻岩山の頂上から見る夜景は、北海道三大夜景のひとつらしいのですが、函館山から夜景を見たことはあるけど、藻岩山からは見たことがありません。この丸っこい200形という電車は、札幌市電スタイルともいうべき個性を確立した電車で、大規模な補修工事を受け、主力として活躍を続けています。新しい電車がこのスタイルを受け継がず、直線的なデザインになってるのは、いろいろな事情があるかと思いますが、ちょっと残念です。
 札幌市電に関するニュースがあったので、まずひとつ。貸切の市電の中で、小学生対象のお天気教室「お天気トレインはれるんGO!」運行、4回の教室はすべて満員の盛況だそうです。
 市電で「お天気教室」 札幌 北海道新聞
 その他のニュースは2つ。岐阜の路面電車のレール撤去がいよいよはじまりました。
 路面電車“夢の跡”岐阜、レール撤去始まる 中日新聞
徹明町の交差点から工事がはじまり、12月までは交通量が多く事故の危険性がある7カ所の交差点で、重点的に工事が行われるそうです。でも、こういうのを“夢の跡”って言うんでしょうか。空しい印象を受けるのは事実ですが。
 最後は、金沢へ里帰りした旧北陸鉄道路面電車の保存について、有志による復元作業がはじまったそうです。
 昔の姿に”衣替え” 「里帰り」の金沢市電 北國新聞
金沢市電2202保存会」を設立し、会員を募集するそうです。条件に恵まれた保存場所が見つかるといいですね。