豊橋へ岐阜から来た電車たち(その3)

豊鉄 モ781号モ801号

 画像は、新しく豊橋の市電に仲間入りしたモ780形のトップナンバーとモ800形です。「岐阜から来た」というのはそのとおりですが、よく考えるとモ780形は市内線、揖斐線用、モ800形は美濃町線用ですから、同じ名鉄の電車でも営業運転でこの画像のように同じ線路を走ったことはないはずです。一般に路面電車は普通の鉄道車両よりもずっと長寿なので、これから50年、60年と走り続け、豊橋の町の顔になっていくことでしょう。
 今日のニュースは久しぶりに伊予鉄道の話題があります。
 JR松山駅:伊予鉄道線路の配置案を検討−−周辺活用計画委が会合 /愛媛 毎日新聞
JR松山駅の高架化に伴い、伊予鉄道路面電車の線路を延伸する計画があることは、以前も報じられていたと思います。その検討のための委員会の会合が持たれたということです。JRの駅と路面電車の電停を近づけるというのは、豊橋や高知に前例がありますが、周辺再開発の「核」となる交通機関として路面電車を位置づけ、路線延長をするという事例は、全国的にも珍しいかもしれません。あえていえば、豊橋鉄道の運動公園前への延伸というのが近いでしょうか。かなり長期的な計画のように記憶していますが、今後のなりゆきを注目しておきたいと思います。