モノクロームの広島 2005 8.6(6)

広島電鉄 350形

 原爆ドーム前から出発して宇品まで歩き、電車で原爆ドーム前まで戻ってきて、時間は午後3時すぎ、夕方というには早いこともあり、結局、再び己斐まで歩きました。画像は観音町電停の350形2両のツーショットです。小網町から観音町の間は、自動車の通行量が少なく、昔ながらの電車道のたたずまいを残しています。歩きながら出合った電車を撮るというスタイルでやっているので、狙って350形のツーショットにしたのではありません。マニア向けの本には、この形式は運転士さんの教習車として用いられていると書いてあるものの、実際にそういう使われ方をしているのを見たことはなかったのですが、6月に行ったときに「教習車」と書いて江波車庫に止まっているのをはじめて見ました。そんなこともあって、この電車は小さいけども残っていくような気がします。
 己斐(西広島)に着くと、ちょうど652号が入って来るところでした。その画像は被爆電車をまとめた時に貼ったものです。そして652号に乗って、三たび原爆ドーム前に戻りました。
 その他の話題を紹介しておきます。昨日から伊予鉄道の「ICい〜カード」の使用が開始されています。「おサイフケータイ」も使えます。
 ICい〜カードデビューセレモニー 伊予鉄道公式サイト
 ITmediaビジネスモバイル:伊予鉄道「ICい〜カード」スタート
伊予鉄の大規模な実用実験も含め、入念に準備を進めていた印象があります。ICカードは利用者にとって便利なことはもちろんですが、事業者にとっても乗降時間の短縮につながるので、かなりメリットがあると思います。
 もうひとつ、鹿児島市電の引退した500形2両が、鹿児島県南大隅町社会福祉法人に引き取られたというニュースがありました。
 市電、初めて大隅へ 鹿児島市交通局が譲渡 陸路150キロ、2両輸送 南日本新聞
 http://www.373news.com/2000picup/2005/08/picup_20050823_8.htm
 老電車 最後の旅/余生の地・南大隅到着 南日本新聞
 http://www.373news.com/2000picup/2005/08/picup_20050824_6.htm
同じ県内ですが、鹿児島市へ行ったついでにちょっと見に行くには遠いところですね。縁あって来た電車なので、末永く大事にしてあげてほしいです。