長崎の木造電車で

長崎電気軌道 168号

 日本最古の現役路面電車168号の車内で、被爆体験を語る行事がありました。
 長崎原爆被爆体験を路面電車で語る〜親子100人が参加 読売新聞
 あの夏語る 路面電車発車 asahi.com
この電車については、以前紹介したこともありますが、福岡からの転入が1959(昭和34)年なので、電車そのものが被爆体験を持っているわけではありません。しかし、日ごろあまり乗る機会のない古い電車で60年前の話を聞く子供たちは、きっと、いろいろなことを感じたでしょう。
 今日の画像の168号は、昨年の路面電車まつりの際に、浦上車庫内で出発待ちをしているところです。この行事とは関係ないのですが、長崎新聞のサイトで168号の動画が見られますので、あわせて紹介しておきます。
 http://www.nagasaki-np.co.jp/kankou/douga/14/
長崎新聞には、このような記事もありました。
 原爆犠牲者の冥福祈る 長崎電鉄八月九日の会 長崎新聞
前にもどこかに書いたと思いますが、長崎の原爆と電車の話は、広島ほどは知られていないように思います。長崎でも車掌をしていて犠牲になった少女がいたんですね。
 もうひとつ別の話題で、土佐電鉄路面電車で車両火災があったそうです。
 事件・事故:土電の路面電車が火災 /高知 毎日新聞
モーターから出火して天井まで焼けるというのは、かなりの規模の火災ではないでしょうか。適切な再発防止策を望みます。