駅舎の保存

熊本市電 101号

 JRの上熊本駅の駅舎を一部保存して、市電の電停にしようという計画があるそうです。
 熊本市:JR上熊本駅を一部保存、市電電停の上屋に再利用−−経費を計上 /熊本 毎日新聞
記事にもあるように、夏目漱石が第五高等学校に赴任する際に降りた駅として有名で、駅前には夏目漱石銅像があります。小さな駅ですが、改札を出ると向かって右が市電の電停、左に熊本電鉄の駅があって、ちょっとしたターミナルになっています。九州新幹線の工事で取り壊される駅舎を、市電の電停として「同駅舎の東側正面部分と北側側面部分」を一部移築しようという計画のようです。一部でも残るだけいいと考えなきゃいけないんでしょうが、趣のある駅でもあるし、できるだけ完全な形での保存を望みたいです。
 福井県の予算のニュースから、福井鉄道関係について見ておきます。
 県の新年度一般会計予算案 asahi.com

  • 福井鉄道えちぜん鉄道の相互乗り入れ支援(810万円) 福井市などから異論が出ているが、田原町駅などの施設設計費を計上。
  • 福井鉄道の車両更新の支援(7550万円) 低床車両2両を含む計10両。06年度にも小型車両10両を予定している。

えちぜん鉄道との相互乗り入れは実施する方向のようです。また、名鉄車の購入費用も合計20両ということで、モ800も含めて両数的に合う計算になりました。
 さらに神戸市がLRTについて検討を始めるとか。
 神戸市、三宮―臨海部結ぶ低床型次世代路面電車を検討 日本経済新聞
今頃になって、必要かもしれないというんだったら、市電を全廃しなきゃよかったのにと思いますが。
 今日の画像は、去年の3月、九州新幹線開業記念で九州の路面電車のある3都市をまとめて回った際の熊本市電の画像です。なぜか熊本は雪でした。