KUROを見に行く(その3)

Cat-Tram2004-11-30

 中納言の吉備団子屋さんの前でKUROを待っていたら、MOMOもやってきたので、いっしょにカメラに納まってもらいました。
 岡山にはかつて、この東武日光の電車のほかにも、呉市電や秋田市電、名古屋市電などの譲渡車両が在籍していたのですが、順次車体を新しく造って乗せかえる方法で更新が行われ、私が路面電車の写真を撮り始めたころは、いわゆる軽快電車風の箱型の電車ばかりになっていました。何両か残っていた残っていた東武日光の電車もほとんど出番もなく、よく言えば機能的な、悪く言えば無味乾燥な、趣味的には面白みに欠ける路線でした。
 MOMOとKUROをデザインした水戸岡さんは、JR九州の電車のデザインも手がけておられ、個性的なフォルムとこだわりの内装で有名ですが、MOMOとKUROはたんに奇抜というのではなく、街にほどよく馴染んでいました。木を主体にした内装も温かみが感じられ、電車はただ人を運ぶだけのものではないと主張しているようでした。
 ところで、岡山の市民団体「RACDA」では、KUROと同じ3000形の電車を出身地の東武鉄道日光軌道線時代の塗装に戻すための募金を始めます。
  RACDA事務局長だより11月28日
 私もボーナスが出たら、些少ですが協力しようと思います。40万円集めるには、大口のスポンサーがないと大変だと思いますが、実現するといいですね。
 それと、あまり関係ないですが、東山の車庫の横にあった岡電が経営していたバッティングセンターがなくなって、駐車場とコンビニ(開店準備中)になってました。時代の流れでしょうか。
 昨日出動した札幌のササラ電車の画像が出ていました。他の新聞にも画像が載っているので、交通局が今からササラ電車が出ますよとプレスに連絡するんですね。
 銀世界の札幌、ササラ電車が初出動 路面電車用に雪かき asahi.com 
 今日は神戸も冷え込んでいます。