長崎 路面電車まつり(その3)

長崎電軌軌道 168号

 「遊覧電車」というのは、浦上車庫と赤迫間を約30分で往復するもので、会場で並んでいれば無料で乗れます。普段乗れない電車ということで、「明治電車」こと168号と東京都電701号が45分おきに6便づつ、せっせと走っていました。
 画像の168号は明治44年川崎造船所兵庫工場製、神戸生まれの93歳で西鉄の前身の九州電気軌道に就職し、昭和33年に長崎電気軌道に転入しました。現在は、「明治電車」と呼ばれイベント専用で、実際に乗客を乗せて走る電車としては、日本最古と思われます。もちろん更新修繕されていますが、台車やモーターは製造当初のものを使っているそうです。
 で、例によって、浦上車庫と赤迫間をウロウロしながら写真を撮っていたのですが、自動車が多くてなかなかうまく撮れませんでした。この画像は,岩屋橋付近で専用軌道から併用軌道へ出てくるときに、信号が赤になり自動車の流れが途切れるので、それを狙って撮ったものです。