観光資源としての路面電車

　昨日、富山地鉄のレトロ電車が走り始めた富山の路面電車等の鉄道について、「鉄道で観光誘客」という記事が出ていました。
　鉄道で観光誘客 読売新聞
内容は、地鉄の「レトロ電車」「アルプスエキスプレス」「ダブルデッカーエキスプレス」、万葉線のドラえもん電車、ポートラムのラッピングを紹介して、北陸新幹線の開業を見据え、鉄道ファンを呼び込む観光資源として関係者が期待を寄せているというものです。
　県の課長さんの「鉄道は･･･来県につながりやすい貴重な資源」というのは、私なんかは見透かされているような気がしますが、鉄道ファンと括ってしまうと、趣味人口としては大きい部類でしょうが、力を入れて誘客するほど、観光客のうち鉄道ファンの占める割合が高いのでしょうか。そんな統計はとりようがないのかもしれませんが、そういえば大きなポートラムの写真を使った富山の観光ポスターもありました。立山のような雄大な自然とか、他にはない富山の魅力はいろいろあって、比較的観光資源には恵まれた土地柄だと思います。
　とはいうものの、富山の鉄道が趣味的にバラエティに富んでいて、観光資源としてアピールするに足りるものであることも間違いないでしょう。こういう記事を見て、富山へ行きたいなと思われたマニア諸氏がおられるとすれば、誘客作戦の第一段階は成功ということかもしれません。、