今朝の阪堺161形

阪堺電気軌道 貼紙
 先週の土曜日に大阪で局地的な豪雨があって、阪堺電車でも運行見合わせがあったそうです。その関係で阪堺電車で不具合車両が出ているらしく、ラッシュ時の運用が冷房車だけでは不足する事態になっています。
 これは電停の貼紙で、「相当時間を要する車両点検が必要」なため、ラッシュ時の特定の便について、「161型車(クーラーが搭載されていない)が走行する可能性が高」いというお詫びが掲示されています。多少和らいだとはいえ、まだ朝から気温が高い日もあり、クーラーがない電車では「お詫び」にならざるを得ないのでしょう。
 ということで、本日出勤前に住吉まで行ってきました。行こうと思えばいつでも行けるのですが、こういうのは今回初めてです。
阪堺電気軌道 モ163号
 貼紙には161形が走る可能性が高いといして、4本記載されていますが、今日はたぶんその計画よりも多くて、161形5両がラッシュ時の運用に就いていました。
 具体的には、163号、164号と172号が上町線で、162号と165号が阪堺線で走っていました。この季節、通常だとラッシュ時でも161形が走ることは稀なので、大活躍です。当たった通勤・通学のお客さんには気の毒な話ですが。画像は163号で、場所は住吉の交差、出庫して天王寺駅前まで、折り返して住吉公園から再び天王寺駅前へ向かうところです。
阪堺電気軌道 モ164号
 こちらは164号です。上の163号も同じなのですが、新たに車体に取り付けられているのは、交通安全の啓発広告で、この広告が側面の車番を覆っているためでしょう、ドアの上に車番が表示されています。この164号は赤幕なので、1往復で入庫したはずです。
 わざわざ電停に「お詫び」が出されているくらいなので、この状況はもうしばらく続くようです。思わぬところで出番が回ってきたベテラン勢、がんばってほしいと思います。