福井鉄道「ひげ線」延伸について

福井鉄道 モ772+773号

 福鉄「ひげ線」問題 2案めぐり溝深く 朝日新聞(google cache)
 福井鉄道福武線のJR福井駅前への乗り入れについて、既設の「ひげ線」の延伸か、中央大通りへの軌道の移設かを検討してきた「福井市都市交通戦略協議会のLRT(次世代型路面電車)専門部会」での会合の様子が報じられています。
 記事には、そうは書いていないのですが、基調としては「ひげ線」を延伸してJRの駅前まで引き込むのが事業費の観点から好ましいけれども、地元の商店街が反対しているので、「専門部会」としては、結論が出なかったと読めばいいのでしょうか。
 「ひげ線」延伸か移設かでいうと、私は事業費を別にすれば、移設が好ましいように思います。どちらも基本的に単線の計画のようですが、えちぜん鉄道も入ってくることを考えると、移設した方がが線路の容量を確保できる余地が大きいこと、市役所前のスイッチバックが解消できスムーズな運行が確保できるからです。もちろん自動車交通への影響やその他地域への影響も考える必要はありますが。この集まりでの大勢は既設路線延伸なんでしょう。正面切って反対する人がいるから、そうは言わないだけで。
 それで、商店街の意見はどうでしょうか。影響がないわけではないけど、電車がくるから商店街が賑わうとか、逆に廃れるとか、そういうことに本質な因果関係はないような気がするんです。人は行きたければ多少の困難は排しても行くだろうと。ここではトランジットモール実験もやったので、商店街のみなさんはいろいろ実感もあるのでしょうが。