阪堺 路面電車まつり2008

阪堺 路面電車まつり

 今日もあびこ道へ行ってきました。このところ毎年行っているような気もしますが、阪堺電気軌道路面電車まつりです。今年で10回目を迎えたそうです。梅雨時にしてはまずますの曇り空のもと、多くの人々が集っていました。
 内容はほぼ固まった感じで、だいたい分かっているわけですが、それでも足を運んでしまうのは、やはり「車庫の中」の持つ魅力でしょうか。会場に着いたのは昼過ぎで、あびこ道のホームにも乗客整理の社員さんが出ていて、賑わっていて、沿線には「チン電」にカメラを向けるマニアのみなさんも多数出動されていました。
阪堺 路面電車まつり
 今年は1957年製のモ501形電車の就役50周年記念ということで、記念のプレートなどを取り付けたモ501号が、主役の一両となっていました。路面電車だと50年走る電車は珍しくはないですが、モ501形のように主力として活躍し続けているとなると、あまり多くない気もするし、その功績は讃えたいと思います。同様の装飾は、今日通常の運用に就いていた、他のオレンジ色の雲電車のモ501形にも施されていました。記念乗車券と復刻版パンフレットもよく売れていました。復刻版パンフレットは20数ページに及ぶ立派なもので、当時の最高水準の技術を集めたモ501形への誇りと期待が伝わってきます。
阪堺 路面電車まつり
 展示車両は、モ501号と堺のラッピングをした2両、そして洗車機に頭を突っ込んでいる元京都市電、日常的な雰囲気でモ161形がゴロゴロしていたのは例年どおりです。子どもさんを乗せて走るミニSLは、相変わらずの人気で、整理券を配って順番待ちとなっており、今年は新たにミニELも登場していました。
 デト11号は、最近の恒例によりステージとなっていました。そこでは、これも恒例の出し物となった運転士の社員さんの漫談と今年は新企画のコスプレショーが行われていました。
 今日もたぶん休みや非番のたくさんの社員さんが出ておられました。ありがとうございました。